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江戸川乱歩 

兄が小学校の高学年のころ、そろそろ少年ものの本を読むというので江戸川乱歩の『少年探偵団』シリーズを親に買ってもらっていました。私は兄とは三つ違いますのでさすがにまだ早かったかもしれないのですが、ついでに読んでみました。数冊あったと思うのですが、どれもひとりで読んでいると不気味で寒気がする場面があったように思います。
江戸川乱歩という不思議な名前は「ペンネーム」というもので、アメリカの作家エドガー・アラン・ポーをもじっているのだというのも兄に教わりました。乱歩の本名は平井太郎というのだそうで、このご本名で怪奇作品を書かれてもあまり怖くないかも(笑)。
私が初めて読んだ乱歩作品は「少年探偵団」ですから、小林少年とか

    ポケット小僧

らが活躍するものでしたから乱歩という人は少年対象の専門作家くらいに思っていました。しかしそうではないということもおいおい知るようになり、少し難しそうな作品があることもわかってきました。ただ、中高生の時代はあまり乱歩のような傾向の作品は好きではなく、ほとんど読まなかったと思います。
ただし、中学生のころだったかもしれませんが、丸山(美輪)明宏主演(明智は天地茂だったか?)の『黒蜥蜴』の舞台をテレビで観たことがあり、とてもおもしろいと思いました。二人が割り台詞で思いを述べ合う場面は明瞭に覚えています。
大学生のころに三島由紀夫の作品をまとめて読み、その中には『黒蜥蜴』の脚本もありました。あのとき観た『黒蜥蜴』は三島由紀夫の脚色だったのか、と知って改めて興味を持ちました。小川真由美、中山仁の舞台も観ました。井上梅次監督(京マチ子、大木実)と、深作欣二監督(丸山明宏、木村功)で映画にもなっており、私はテレビの深夜映画(笑)だったと思うのですが、どちらも観たことがあります。
あとは単発的に『パノラマ島奇談』とか

    『人間椅子』

とか『D坂の殺人事件』などをポツポツと読んだように思いますが、すでに古典文学に傾倒していましたので、乱歩に熱中するという時期はありませんでした。
この3月に図書館に行ったとき、腰痛でしたので、あまり難しい本を読む元気がなく、何かおもしろそうなものはないかと探したところ、江戸川乱歩の没後50年のときに刊行された作品集がありました。
パラパラと見たら、『人間椅子』などが入っていて、久しぶりに読んでみるか、ということで借りてきたのです。
今読んでもやはりおもしろいものですね。『D坂の殺人事件』の「D坂」は東京の団子坂のことですが、この作品で明智小五郎が初めて登場したということを今回知りました。
しかし、よく考えてみると、私はこれまで『黒蜥蜴』の舞台や映画は観ているのに原作は読んだことがないのでした。
前述の作品集には入っていませんが、文庫本などで図書館にあることがわかりましたので、三島脚本とどう違うのかに興味もあり、一度読んでみようかなと思っています。

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