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私の好きだった吉本 

松竹新喜劇の魅力がまだわからなかった子どものころ、吉本新喜劇のはじけるようなおもしろさは、テレビ時代にふさわしいものとして楽しみでした。当時の吉本のメンバーというと、平参平、岡八郎、花紀京、藤井信子、奥津由三、片岡あや子、中山美保、船場太郎、原哲夫、桑原和男、山田スミ子などという人たちが思い出されます。その中に、異色のキャラクターとして浜裕二さんがいらっしゃいました。
浜さんは劇団の中で孤立した立場だったような噂もありますが、芝居でも主役にはならない、独特の立ち位置の方でした。
私が吉本から関心が薄れて以後に

    チャーリー浜

と名乗られるようになって、全国的な人気を得るようになったそうですが、私はそれも知りませんでした。そんなわけで、私にとっては浜裕二さんでしかないのですが、その浜さんが先日亡くなったそうです。
浜さんは「キザなおぼっちゃま」とか腕っぷしはからきしダメなヤクザなどを演じられましたが、どれも上品そうなお顔、ほっそりした体形(後年、太られたようですが)、声柄などがうまくマッチしていたように思います。
浜さんを初めてテレビで見たとき、私はまだ小学生だったと思うのですが、喜劇役者の大村崑さんとよく似ていらっしゃいましたので、てっきり崑さんご本人が出ていらっしゃるものだと思っていました。浜さんが亡くなった時にある方からうかがった話では、大村崑さんが主演されていた『とんま天狗』というテレビ番組(私もかすかに覚えています)で浜さんは吹替をなさったこともあるそうです。
チャーリーというお名前はなるほど浜さんにはよく映ると思います。チャラチャラしたアメリカかぶれという感じがこの名前にぴったりはまるようです。私はチャーリーさんになられてからはよく知りませんので、最近改名されたのだろうと思っていたら、30年以上前だそうで、びっくりしました。
私が吉本新喜劇を観ていた頃の役者さんたち、つまり最初に名前を挙げた方々ですが、亡くなったり引退なさったりした人が多く、今となっては

    桑原和男さん

がかろうじて唯一現役ということでしょうか。桑原さんは今年85歳だそうで、もうあまり無理はできないでしょうが、私が好きだった吉本の最後の役者さんと言えると思います。
吉本の歴代の役者さんで芝居勘のすばらしかった人だと私が思うのは、圧倒的に花紀京さんで、それに次ぐのは岡八郎さん、原哲夫さんかなと思います。
木村進さん、間寛平さんのころから、徐々に吉本新喜劇がおもしろくなくなり、テレビで放映されているのは知っていたのですが観なくなってしまいました。木村さんは能力があったのに、才能に溺れてしまったような気がします。寛平さんは味のある方ですが、人間味を感じさせる芝居というよりは孤高のギャグタレントを発揮する方のような気がしてなりません。
その後の役者さんはほとんどわからなくなってしまいました。
浜さんが亡くなって、また吉本が遠くなったように思います。

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