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分かれた対応 

文楽4月公演の千秋楽は25日の予定でした。しかし、その25日に大阪府に緊急事態宣言が出たために1日繰り上げになりました。
普段なら「仕方がないか・・」で済んだかもしれないのですが、なにしろこの公演では吉田簔助師匠が引退されるわけで、1日でも多く舞台に立っていただいて多くのファンがそのお姿を目に焼き付けたいと思っていたわけです。いうまでもなく、千秋楽の予定だった25日のチケットは売り切れになっていました。
ところが、よりによってその日から緊急事態宣言ということになり、劇場には無観客が要請されたようです。劇場で無観客って・・・。そのチケットを握りしめていらした方はさぞかし落胆されたと思います。
何と言っても

    「国立」劇場

です。協力しないわけにはいかないのでしょう。東京の国立劇場、能楽堂、演芸場などが劇場を閉めるとなると、大阪も従わないわけにはいかないことと拝察します。
では25日はどこもかしこも閉場になったかというとそうではありませんでした。プロ野球は緊急事態宣言期間中の無観客を決めましたが、25日だけは混乱を避けるためにも観客を入れて開催しました。そもそもプロ野球の斎藤惇コミッショナーは、屋外の開催で、万全の対策で開催してきて、クラスターも出ていない野球が無観客にすることに反対のようでした。無観客を決めた時の会見で、「納得がいかない」「スポーツイベントが禁止されるということであれば、オリンピックともからんだ合理的な説明と経済的な補償がなければ簡単には受け入れられない」とまで発言したそうです。ここで「オリンピックともからんだ」という言葉を使っているのも注意したいところです。
緊急事態宣言下では万全の対策をとってもスポーツイベントは無観客になるということですから、オリンピックも観客を入れて開催することはできないでしょう。ましてオリンピックは大会の規模が大きく、室内競技もたくさんありますので開催そのものも危ぶまれるはずです。総理大臣は「オリンピックを開催することはIOCがすでに決めている」と、また責任を転嫁していますが、日本が「できません」といえばIOCも中止を決定せざるを得ないはずです。
それはともかく、プロ野球は25日に関しては観客を入れたことをもう一度確認しておきます。野球の場合は、テレビ中継などがあると収入もあるでしょうが、人気のないチームはそうはいかないでしょう。今回対象になったのは、オリックス、阪神、読売、ヤクルトの4球団の主催試合です。オリックスやヤクルトはかなり苦しいのではないでしょうか。
また、東京の寄席である鈴本演芸場、浅草演芸ホール、池袋演芸場、新宿末広亭は、

    社会生活の維持に必要なもの

は例外とする、という規定を用いて、観客を減らした状態で引き続き開場すると決めたそうです。これに対しては賛否両論あると思いますが、かなり思い切ったことをした、といえそうです(その後、圧力がかかって5月1日から閉場になる)。
文楽は簔助師匠の引退があってもスパッと閉場し、野球は異議を唱えながらも無観客を選び、寄席は開催を継続しました。
対応がこのように分かれたことからも、世の中の混乱ぶりがうかがえます。

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