fc2ブログ

ワンチャン 

学生の中には「・・ということ」を「・・とゆうこと」と書く人が珍しくありません。学生だけでなく、社会人でも増えつつあると思います。たしかに発音のとおりに書くなら「ゆう」でもよさそうではあります。しかしそれなら「わたしわほんおよむ」が正しいことになり、さすがにこうなると教師の立場としては看過できません。
こういうことを取り上げて「発音どおりに書かない日本語表記はおかしい!」という人もいるのですが、英語だって「ネーム」と発音するのに「neim」ではなく「name」と書きます。
ところが海外にも「発音が分かればどう書いてもいいじゃん!」という人もいるわけで、
Thank U(Thank you) Thanx(Thanks)
なんて、もう当たり前のようになっています。
「How r u?」と書くと「How are you?」のことですし、「c u」は「see you」、「U 2」は「you too」。
略語もどんどん進化(?)していて、

    自由な発想

で作られているようです。10年近く前に「たまごかけごはん」を「TKG」と言っていた学生がいましたが、海外でも「LOL」「XOXO」なんて普通ですね(もう日本でもあたりまえのように使われつつあります)。「btw」は「by the way」、「ltr」は「later」、「K」だけで「OK」の意味をあらわすことも。「笑」を「XD」とするような「顔文字」も「エモティコン」という名で海外にもあります。
数年前の学生さんが「ワンチャン行くわ」と言っていた(lineに書いていた)ことがあって、犬がどこかに出かけるのかと思いました。どういうことか尋ねてみると「うまくいけば行きます」「もしかしたら行けるかも」の意味だとのことです。可能性があるということですね。
それなら「行けるかも」と書く方が早いのに(笑)と思うのですが、そこが若者言葉のおもしろいところでしょう。「ワンチャン」の由来は

    ワンチャンス

だそうで、そこまでは学生はわかって使っているのです。ところがこの言葉は本来どういう場で使われていたかは知らないようです。かく申します私も知らなかったので調べたのですが、なんと麻雀用語なのだとか。「一発(チャンス一回で)逆転だ」というときに使われたとネットには出ていました。そこから、「うまくいけば」「もしかしたら」の意味に発展していったようです。
「ワンチャン」より可能性が高い場合は「ツーチャン」とか「スリーチャン」とも言うそうですが、これは麻雀とは関係なのでしょうね。そして「確実にできる」「絶対大丈夫」というときには「フルチャン」なのだそうです。
難しい~。

にほんブログ村 演劇・ダンスブログへ
にほんブログ村
↑応援お願いします
KatayamaGoをフォローしましょう

スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://tohjurou.blog55.fc2.com/tb.php/5738-5615d430