ニンニクの収穫
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昨年の9月に植えたニンニクが収穫のときを迎えました。ニンニク栽培は8か月半ほどの長丁場です。
ゴールデンウィークごろに葉ではなく花芽というのが出てきて、それから先は新たな葉は出てきません。あとは古い葉から順番に枯れていくばかりです。このときに、ニンニクは子孫を残すために葉が持っている力を精一杯種球に下ろしていきます。そして我々がスーパーなどで見かけるあのニンニク球のように大きくなっていくのだそうです。
最初のうちは葉を伸ばして上へ上へと成長し、最後は子孫を残すことに専念して葉は枯れていく。生物の持っているけなげともいえる姿だと思います。その姿を観ていると、私は
ちょっとした感動
を覚えます。単に食べ物を手に入れたというだけではなく、自分が枯れて行ったあとは子孫のために一生懸命栄養を残そうとする姿を目の当たりにするのですから。ニンニクが欲しければスーパーに行けば済むことなのです。素人が片手間にプロの真似をして栽培するほどのことはないのです。しかし収穫する以上のものを、たかがプランター栽培とはいえ、得ることができるのでなかなかやめられません。
先日書きましたように、今年は強風に晒して葉茎が折れてしまったために小さいままで収穫したものがありました。直径4㎝ほどのままごと道具のようなものでした。これはもともと植えた種が小さかったのに加えていささか窮屈に植えすぎたかなとも思っています。ニンニクはある程度くっつけて植えても大丈夫だそうですが、そこはやはりプランター、しかもあまり底の深くないものでしたのでよくなかったのかな、と思っています。もし今年も植えるとしたら、それを反省点にしたいと思っています。
そのあと、5月の末になって一部のニンニクの
葉が枯れて
きました。完全に枯れてしまってから収穫すると手遅れになって割れてしまうのだそうで、掘り出してみました。やはり前回収穫したものに比べると一回りも二回りも大きなものができていました。これはまずまず満足のいくものでした。ところがまだ葉がかなり緑色のままのものが残っていて、それはもうしばらく待つことにしたのです。ニンニクには限らないでしょうが、収穫は早からず遅からず、が大切です。
そして6月になって、ついにその葉も黄色くなり、最後の収穫をすることにしました。かなりしっかり根付いていますので、引き抜くにはそれなりの力が必要です。スポンと抜けるというよりはズボッと抜けるというイメージです。そして土の中から現れたものは、5月末に収穫したものに比べるとさらに大きなものでした。ニンニク栽培3年目にして何とかスーパーに売っているような大きさのものができました。
8か月余りの間、一緒に生きてきた、という思いが強いです。今は、「ニンニクよ、ありがとう」という気持ちでいっぱいです。
こうしてプランターは空っぽになってしまいました・・。
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- [2021/06/10 00:00]
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