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捨てられない 

私は物を捨てるのが苦手です。授業で使ったプリントでさえ、「裏が白いんだから使おう」と考えるタイプです。そういうものは図書館に行ったときにメモを取るのにほんとうに使いますので、別にため込んでいるわけではなく、その意味では悪くはないと思います。
しかし何でもすぐに捨てるということをしないので、どうしても物が溜まってしまいます。
物だけではないのです。実は、

    創作浄瑠璃

を作る場合、最初は思いついたことをどんどん書いていくのですが、それを15分以内で語り終えられるように切り詰めていく必要があります。また、時間の問題だけでなく、あくまで短編浄瑠璃なのでだらだらと書いていてはさまにならないのです。原稿用紙1枚は普通に読むと1分少々になると思います。しかしそこは浄瑠璃ですから、節もつけますし、間も日常会話以上に長く取ることが多いのです。また、時には三味線だけで台詞を言わない部分もあります。私は大体原稿用紙1枚を2分強くらいに考えており、そうすると15分の浄瑠璃なら6~7枚ということになります。せいぜいそれくらいには納めないと、聴いている人が「長い」と感じることになると判断しています。もちろん、普通の素浄瑠璃の会などで語られる大曲は、何しろ作者が一流ですし、うまい人が語れば1時間以上でも長くは感じられません。しかし野澤松也師匠が語られるものは弾き語りという特徴もありますから、短編ばかりで、

    長くても20分あまり

という目安があります。
ところが、「思いついたこと」といっても、それなりに考えたものですから、もったいない気持ちになってしまうことがあります。せっかく考えたからこれも残しておこう、という気持ちに傾いてしまうのです。実はこれがよくないのだと思います。
このたび書いたものも、そういうところが何か所もありました。しかし、思い切ってばっさばっさと切っていくことにしました。
結局は字数では2521文字。原稿用紙6枚半くらいです。もっとも段落などがありますので、ぎっしりマス目を埋めるわけではありませんから、実際の原稿用紙に当てはめてみるとほぼ7枚半でした。これくらいでおそらく15分前後で語っていただけるのではないかと思います。
もったいないけど捨てる、という考え方はやはり必要なのだろうと、文章を書いていて思います。

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