緊急事態が明けて
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9月いっぱいで緊急事態宣言が明けて、少しずつ通常の生活が戻りつつある・・ようです。「ようです」というのは、私自身は何ら変化がないので、実感としてはわからないのです。
どこに出かけるわけでもなく、田舎の町でひっそり暮らしていますので、何がどのように変わったのか、よくわかりません。居酒屋なんてまったく行っていませんから、そこが何時まで酒類の提供をしているとか、そういうことも経験していません。何しろ、私の場合、ウイルスに取り憑かれたら一巻の終わりですから、人と会わない、人に近づかない生活です。しかし、これはそれ以前から変わらないことです。仕事場に行っても誰とも話しません(話せません)し、買い物をしても最近は何も言わなくても勝手にものを取ってレジに持って行ったら、あとは自分で精算機にお金を入れるだけで、人との交流のない生き方になってしまっているのです。
やはり世の中が明るくなったと思うようになるのは、
美術館
に心置きなく自由に行けるときでしょう。思い返しますと、ウイルスが日本にも来たとされた直後の昨年2月に、私は東京国立博物館で押すな押すなの中にいました。ここはまだ大丈夫なんだね、と思っていたのですが、その直後に博物館は休館になりました。それ以来、私はほとんど美術館に行っておらず、わずかに一度、大阪中之島の国立国際美術館のロンドン・ナショナル・ギャラリー展に行っただけです。
今年の夏には、京都市美術館で
上村松園
の展示があり、行きたくてうずうずしていたのですが、あのころは感染のひどい時期でしたのであきらめたのです。そしてそのまま、10月になっても今のところどこにもいっていませんので、何ら変化がなく、まだ「ウイルス怖い病」のままです。来年は、夏に大阪市立美術館に行きたいと思っています。そのころまでには恐怖心が収まってほしいものだと切実に思います。
昨年、日本にウイルスがやって来たとき、何となく「(数か月後の)夏までには収束するのではないか」と思っていました。しかし案に相違して一年以上経っても「まだまだ」と言われています。政治家がすべて悪いとは言いませんが、ウイルスのことなど何も知るはずもない彼らが行き当たりばったりで対策を講じていましたからうまくいくわけはなかったのでしょう。
緊急事態が明けて、いくらか世の中が落ち着いたのだろうとは思います。しかし何も実感していない私はまだ怯えている状態です。
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- [2021/10/15 00:00]
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