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国民の意見 

いつの間にか「七条解散」というのがあたりまえになっているようです。私は法解釈などには疎い者ですが、あんな勝手なことが許されるのだろうか、とさえ思っています。通常、解散というのは、内閣が不信任された場合国民にその不信任が妥当かどうかの信を問うためにおこなわれます。しかし、いつのまにか、総理大臣の特権のようになってしまい、与党に有利な時に解散するという悪習が生まれたように思います。もっと言うと、あれは憲法解釈を恣意的に曲解した違反行為なのではないかとも思っているのです。学者にもいろんな意見があるそうですが、納得している学者はどういう人たちなのだろう、と不思議です。憲法を改正するなら、あの七条をはっきりさせてほしいと感じます。
それでも先ごろ衆議院は解散されました。昔々、吉田茂首相時代に「バカヤロー解散」というのがあり、その後も新聞社などのメディアは「○○解散」というのを決めているようです。「死んだふり解散」「ハプニング解散」「追い込まれ解散」などさまざまです。今回は何の大義もなく、任期切れ寸前に「どうだ、私は解散権を行使したぞ」と言いたかったのではないかと邪推してしまいます。総理大臣としての最初の仕事が解散って・・・。
今回の解散にも、メディアは一生懸命枕詞を考えているようですが、こんな解散なんて、単なる

    一週間前解散

ではないでしょうか(笑)。どうしてもというなら「仕事始め解散」「やってみたかった解散」というところかな・・。
私は解散があった日の午後、薬局にいたのですが、テレビが流れていて、例によって街頭インタビューが行われていました。何を言っているのか、詳しいことはわかりませんでしたが、東京の

    新橋駅前

あたりでスーツをびしっと決めたビジネスマンらしき人に質問していたように思います。「選挙に何を期待するか」「どういう枠組みの衆議院がいいと思うか」などの質問をしていたのかもしれません。そういう人は政治への関心も高く、返答もきっと「経済の観点から言うと」とか、「憲法を改めることについては」などの立派なものなのだろうと想像していました。
しかし国民は多様です。もっと若者の街にでも出ていって、あまり政治に関心のなさそうな人にインタビューしてみるのもいいかもしれません。ふざけたことを言う人もいるでしょうが、それをそのまま放送すれば、世の中の多くの人がいかに政治に無関心で「どうでもいい」と思っているかをまざまざと伝えることができるのではないかとも思いました。
それではニュースにならない、ということになるでしょうが、その時点で演出が入ってしまっていることになり、真実を報道してはいないとも思えます。しかし、ほんとうにそういう人たちを電波に乗せたらいっぱいクレームが来るんだろうな、何だか変だな、と思ったりしています。

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