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何とかできました 

忙しかった十一月があっという間に過ぎて行きました。普段からきちんと勉強していればこんなに気ぜわしい思いをしなくても済むのに、このぐうたらな性格には、我ながらあきれています。
創作浄瑠璃『異聞おくり提灯』は、かなり長くかかりましたが、最後の最後まで思い悩んだ末にやっとできました。今回のお話は亡き夫を想う老女の恋心がテーマでした。実際のところ、夫を失った女性がこんな気持ちになるのかどうかはわかりません。しかし、もしそういうことがあればその気持ちとはどんなものなのだろう、という考えをめぐらして書いてみたのです。浄瑠璃というのはそういう作り方をすることが多いはずです。そんなことがあるはずがない、ということでもあえてそれをあったことにして、そういう状況になったら人はどんな気持ちになるのか、ということを作者が想像しつつ描いていくのだと思います。文楽でしばしば見られる身替りの話など、

    あり得ないこと

をさももっともらしく書いたうえで、もし親がわが子を殺さねばならなくなったらどんな思いがするだろうか、という点を深く掘り下げるのだと思います。
さて、これで『本所七不思議』によるオムニバス物語は完結しました。荒唐無稽な「不思議」あり、それのどこが不思議なのか、という「不思議」もありましたが、作者としてはとてもおもしろい素材だったと言えます。
「親と幼い子」「人と河童の夫婦」「姉妹」「亡き父と息子」「人と狸」「遠く離れた恋人」に加えて今回の「亡き夫と妻」という七つの愛の物語でした。今はこの七つを

    CD

にして記録したいという夢があるのですが、これは師匠のお考えもありますので実現するかどうかはわかりません。そもそもそんなお金はどこにある?(笑)
そのほかの仕事は『源氏物語』の連載がひとつ、そして和歌関係、それ以外は秘密(笑)のものでした。
『源氏物語』の連載はふとしたことから実現したもので、短歌雑誌のために無報酬で書いています。いや、無報酬というのは正確ではありません。その短歌雑誌には規定があって原稿料を下さるというのですが、私がそれを

    寄付する

形を取っているのです。
このやり方は『上方芸能』の時も同じです。あの時も、最初はありがたくいただく方がいいのだろうと思っていたのですが、その後いろいろ聞いてみると、ずっと連載されていた桂米朝師匠がやはり寄付されていたそうで、それなら私も、と真似をしたのです。
短歌は、普段からマメに詠んでおくべきだといつも思うのですが、なかなかできません。今回は「晩秋の公園」というタイトルでバタバタと慌ただしく詠んでみました。
浄瑠璃にしても短歌にしても、もっと上手になりたい、ひとさまの心に残るようなものが書きたい、と思うのですが、難しいです。
それでも、慌ただしかった一か月を何とか乗り越えて、師走に向かうことになりました。

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