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知らない作家が多すぎる 

私は読書家ではありません。ことに現代小説には疎くて、まったく読んだことがない作家というのはいくらでもいるのです。「え、あの人も読んでないの?」と言われそうなくらいです。
もともと偏りが激しくて、高校生の時などは数人の作家のものばかり読んでいたような気がします。大学生になって、これではダメだと思ってほとんど読んでいなかった三島由紀夫とか谷崎潤一郎とか川端康成とか井上靖とか遠藤周作とか・・そういう著名作家のものにやっと手を出し始めました。しかしまたまた三島や谷崎なら全集にまで手を出して読む、井上靖も遠藤周作も文庫本のものは全部読む、というような「はまりかた」をしてしまい、

    あの人もこの人も読む

ということにはなりませんでした。
仕事をするようになると読書に割ける時間が減ってしまい、その一方で毎年次々に新しい作家が出てくるのでとても追いつけなくなってしまいました。
去年から今年にかけてよく読んだのは吉田修一さんでした。それも一段落したので、また誰か「読んでいない大物」を探すことにしました。そして手に取ったのは

    柳美里さん

の作品だったのです。あれだけ高い評価を得ているのに、ほんとうに、全然知らない人なのです。
せめて図書館にある本だけでもざっと読んでみたいと思っています。
そのあとはこれまた恥ずかしいのですがわずかしか手に取ったことのない多和田葉子さんに行こうかとも思っています。
ほかにも、大作家とされる人であまり読んでいないというと、漱石もその一人です。鷗外も藤村もほんとうにわずかしか読んでいません。田山花袋とか尾崎紅葉とか泉鏡花などもきわめておおざっぱです。歴代の芥川賞作家のうち読んだことがない人なんて一人や二人ではないはずです。最近の受賞者は受賞された時に「こんな人がいるのか」と初めて知ることも多いのです。
それにしても、この十一月は雑用でいろんな本に目を通しはしたものの、まったく小説本が読めませんでした。

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