高所恐怖症
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私はビジネスマンのようにしょっちゅう乗っているわけではありませんが、飛行機はそんなに怖いと思ったことはありません。いつだったか、羽田~伊丹の飛行機が激しく揺れたことがあって、客席は騒然として悲鳴も出ていましたが、私は別にその場で遺書を書こうとも思いませんでしたし、「飛行機は飛ぶように作られているんだからめったに落ちないし、落ちたら海の藻屑だから騒いでもしかたがない」「ちょっとくらい揺れるのはよくあること」と思っていましたので平気でした。
しかし、もし飛行機の床の部分が透明ガラスだったら、下を見ることなどできませんし、ずっと目を閉じているしかないと思います。
同じように、地下鉄も怖くはありませんが、電車が地面の下の深いところを走っているようすを想像したら怖くてたまらないと思います。
要するに私は
高所・閉所恐怖症
なのです。ビルの窓から顔を出して下を見るなんて御免蒙りますし、いくら観光地でも鍾乳洞に入りたいともあまり思わないのです。
あの、高いところから下を見る時のぞくぞくする感じはほんとうにいやなもので、後になってその瞬間の情景を思い出しただけでも恐ろしくなります。
以前も書いたかもしれませんが、幅100mほどの川に架かっているとても幅の狭い橋があって、先日私はそこを渡ってきました。なにしろ幅は1mもないくらいで、もし前から人が来たらお互い
背中合わせ
になってすれ違わねばなりません。そのときは当然90度回転して川を真正面に見なければならず、恐ろしいことこの上ないのです。何しろすぐそばに人がいるわけですから「怖いよぉ」と声を出すわけにもいかず、じっと我慢の数秒間なのです。
欄干は私の腰くらいの高さで、強風が吹いたら飛ばされて7~8m(?)下の川に転落するかもしれません。もう怖くて怖くて、とにかくまっすぐ前を見て、「ここは橋じゃない、普通の道だ」と念じながらさっさと歩ききってしまわねばなりません。一番恐ろしいのは6割くらい渡った時です。もうこんなに歩いたのにまだあんなに残っている、という気持ちになり、だからと言って引き返すと余計に長い距離になります。誰があんな橋を作ったのかと思うのですが、何か事情があったのでしょうね。これで渡るのは3度目くらいだと思うのですが、まったく慣れません。もう渡りたくないです。
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- [2022/04/18 00:00]
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