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自分の都合のための権力 

権力は、自分が保護すべきもののためにこそ使わねばなりません。仮に、親が子を叱るのを親の権力としますと、親は保護すべき自分の子の将来のためにその権力を行使するのでしょう。ところが、自分の子だから何をしてもいいんだとばかりに暴力をふるったり食事を与えなかったりするのは権力の行使とは言いません。子どもへの虐待は本当に許しがたいものがあります。
警察には人を拘束する権力があります。もちろん逮捕状が必要ですが、それにしても人の自由を奪うものですから、大変な権力です。そんな権力が認められているのは、その人物を拘束しないと社会の治安に問題が生ずるからでしょう。つまりは警察が守るべき市民のために権力が使われていると思うのです。
ひとことで言ってしまうと、人を

    不幸にする

ような、あるいは権力を持つ者のご都合主義による権力の使い方はダメということです。
しかし人間は弱くて愚かなので、権力を持ってしまうととにかく使いたくなるのだと感じます(持ったことがないのでよくわかりませんが)。そういう場合の彼らの口癖は「法的に問題ない」です。彼らは法のお墨付きをもらったら突如として強気に出ます。
私は大阪の市民でも府民でもありませんが、どうしても気になることがありました。大阪にカジノを誘致することに関して反対する市民が住民投票を求めて署名を集め住民投票条例を求めました。しかし、府議会は一日、というか、半日以下の時間を使っただけであっさりと退けてしまったのです。何しろ、議会ではカジノ推進派が多数ですから、多数決をとれば反対派がどうあがいても勝つ見込みはありません。反対派としては、個々の議員の

    良識

に賭けるしかないのですが、おそらく賛成派議員は市民団体の演説などほとんどまともに聴いていなかっただろうと思います。「さっさと言いたいことを言えよ」「どうせそんな条例はできないんだから」というのが本音だったのではないでしょうか。もし住民投票をおこなったら負ける可能性が高いので、何としても阻止しなければならなかったのです。若い人に意見を聞いても「万博はいいけどカジノはいらない」という人が多く、カジノへのアレルギーは根強いものがあります(もちろん若い人でもカジノに賛成する人はいます)。
早い話が、市民団体の代表に話をする場を与えただけで、法的に何の問題もないのだから住民投票の必要はない、ということでしょう。
こういうやりくちはブラック企業と同じことですが、本来ブラックであってはいけない学校でも政治の世界でも同じことをしてしまうのですね。
なんとかそういう連中にひと泡吹かせたいとすら思います。

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コメント

議会は誰のもの。

住民投票請求を却下した府議会を傍聴した人の話がネットに出ていました。却下したあと与党議員のひとりが傍聴席に向かって「帰れ!」と言ったのだそうです。府議会はここまで堕落してしまったのですねぇ。
「住民投票は究極の民主主義」と言っていわゆる大阪都構想について2回も住民投票を行った維新政治。このたび住民投票を求められたらさっさと却下。
「究極のご都合主義」です。

♬やたけたの熊さん

それでも大阪では通用してしまうのですね。よく似たことが政府でも見られるように思います。そんなのだめでしょ、ということを平気でやってしまう人。

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