すさまじかった日本シリーズ
- 日々牛歩
- | トラックバック(0)
- | コメント(0)
私はパ・リーグファンですので、日本シリーズはいつもパ・リーグ優勝チームの応援団です。とは言いつつ、この10年くらいはソフトバンクが多かったのでいささかうんざりしていました。しかし去年と今年はオリックスでしたのでかなり新鮮な気持ちで楽しむことができました。
ただ、相手は強敵ヤクルト。昨年も負けていますし、今年は村上選手の成績が昨年以上ですからいっそうパワーアップしたような感じです。しかし、それに対抗するオリックスの投手陣は先発、中継ぎは天下一品。絶対的なクローザーがいるかと言われるとちょっと危ういのですが、それでも投手陣全体はかなりの力を持っています。さていったいどうなるか、興味津々で観ていました。
私は、このシリーズでカギを握る選手、いわゆる
「キーマン」
は、は野手ではオスナ(ヤクルト)と紅林(オリックス)、投手ではマクガフ(ヤクルト)と山崎颯一郎(オリックス)だと思っていました。
これらの選手が活躍したらきっと優位だろう、という意味です。
初戦の先発は山本でオリックスの勝ち、と思っていたら、いきなり怪我というのでしょうか、わき腹を痛めたとかで失点を重ねたうえでの早々の降板。これで私は一気に元気がなくなりました。
第2戦は完全にオリックスだと思ったら、最終回にまさかの同点弾を打たれて引き分け。ますます元気がなくなります。第3戦はボカスカとホームランを打たれて完敗。もう白旗を上げるところでした。ところが第4戦でピッチャーが踏ん張って1-0でかろうじて初勝利を挙げると、第5戦は宇田川、山崎颯をベンチから外すという、まことに中嶋監督らしい無理をさせない選手起用がありました。評論家の多くは、「短期決戦なんだから無理してでもベンチ入りさせるべきだ」と言っていましたが、中島さんはそういう批判は覚悟のうえで自分のやり方を通したのだと思います。ベンチ入りさせても投げさせるつもりはなかったはずで、短期決戦だからこそ投げさせるつもりのない選手をベンチ入りさせるなどとんでもないということでしょう。結果的には逆にチームを引き締め、それが最後の大逆転につながりました。
吉田正尚選手
のサヨナラホームランという劇的な幕切れは球史に残る一戦となったように思います。
第6戦はまたもやオリックスの投手陣の大健闘。山崎福、宇田川、平野、山崎颯、ワゲスパックという完璧なリレーで1安打に抑えました。
第7戦はオリックスが先制して相手のミスもあって5-0と有利な試合運びをしましたが、私がキーマンだと思っていた山崎颯一郎投手が打たれてしまい、5-4に迫られました。しかし最後は私の見立てとは違って「ほんとうのキーマン」だったワゲスパックが押さえて見事4勝2敗の成績で日本一に輝きました。私が予想していたキーマンのオスナ、マクガフ、山崎颯一郎、紅林の中ではオスナに関しては当たったかなと思うのですが、まあしろうとの考えることはこの程度です。
ただ、シリーズMVPが杉本、優秀選手が山崎福、吉田正、塩見、敢闘賞がオスナというのはちょっと合点がいきません。私ならMVPはワゲスパック(1勝3セーブ)、優秀選手に山崎福、宇田川、オスナを選びたかったです。外国人に厳し過ぎますし、投手の力をもっと評価してほしいとも思います。杉本選手はいいところで打ったことはありますが、あっけなく倒れたことも少なくなかったように思います。
それにしても、本当にすさまじかったと思います。敗れはしましたが、ヤクルトも投手陣が頑張り、野手もホームランの数ではオリックスを圧倒し、どちらに転んでもおかしくないような7試合でした。
今年のプロ野球の最後を存分に楽しませてもらいました。ありがとうございました。
(このあと、続けてプロ野球ネタを書きます)
にほんブログ村
↑応援お願いします
- [2022/11/01 00:00]
- 日々牛歩 |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
- ≪今年の冬のプランター
- | HOME |
- 最後にコケる≫
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://tohjurou.blog55.fc2.com/tb.php/6271-719b7db2
- | HOME |
コメントの投稿