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どんぐり 

昨日書きましたように、今月のはじめに保育士さんと園児がどんぐり採りに来ていたところに出くわしました。子どもたちは夢中になって拾い続け、保育士さんはずっと付き合っていました。
私も小さいころにどんぐり拾いをした経験があると思うのですが、記憶が定かではありません。おそらく幼稚園あたりでどんぐりをコマにして遊んだりしたのではないかと思います。
『義経千本桜』三段目口は通称「椎の木」ですが、小金吾や六代君が採ったのは「機嫌とるかや栃の実を」でした。「とるかや」は「取るかや」に「カヤ(榧)」を掛けているのでしょうから、「カヤの実」「トチの実」の名前を挙げて、特にこれと特定せずに漠然と木の実を言っているのかもしれません。それがいつしか「椎の木」に代表されたとも思えるのですが、その「いつしか」についても調べていませんので、今はそれ以上のことはわかりません。若葉の内侍はこの実を採って何かしようとしたのでしょうか。単に六代君の身に起こった疳の虫(胃腸の不調)による不機嫌を、木の実を拾うことで紛らわすだけだったのかもしれません。事実、内侍は六代に

    「拾うて遊ぶ気はないか」

と言っていました。公園で出会った子どもたちが夢中になっていた姿を思い出すと、拾うことそのものが遊びになって気が紛れるのは間違いないと思います。一方、カヤもトチもシイもすべて食用になるものです。権太はそれゆえに「下に落ちているのは虫食いだから枝に生っているものを採ればいい」と言ったのでした。ここに若葉の内侍と権太の生活習慣の違いを見ることもできるかもしれません。権太なら木の実と言えば食べるものというのが日々の常識だったかもしれません。
椎の実はまさに「どんぐり」のことですが、わたしはこれを食べたことはほんの一二度あるくらいです。
どんぐりにはナラ、クヌギ、カシなどがありますが、椎の実がいちばん食べやすいものだそうです。どんぐりを食べるときの大敵は、何と言っても

    アク

で、しっかりあく抜きしなければならないのですね。ところが、比較的タンニンが少なく、あく抜きをしなくてもいいマテバシイやスダジイなら普通に食べられるそうです。リスがどんぐりを食べる場合も、やはりアクのないものを好むようです。縄文時代の遺跡からもどんぐりが貯蔵されていたことがうかがわれ、昔は今よりはるかに多く食べられていたことがわかります。
私が食べた経験のあるのは、やはりマテバシイやスダジイのように食べやすいどんぐりだったのだろうとは思うのですが、詳しくはわかりません。いずれにしても、クッキーか何かの焼き菓子に入っていたものだったと思います。
試みにネットで「どんぐり」「レシピ」で検索すると、いろいろ出てきました。単に炒てかじるだけというのもあれば、炊き込みご飯に入れるとか、どんぐりパン、どんぐりクッキーにするというのも出てきました。これは初耳だったのですが、どんぐりコーヒーというのもありました。殻を割って粉砕したどんぐりを焙煎してミルで挽き、煮だすのだそうですが、こういうの、どなたもご存じなのでしょうか。
公園のどんぐりはシラカシでしたからアクもかなり強く、簡単には食べられません。園児たちはやはりおもちゃにして遊ぶのでしょうかね。

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