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国際試合は東京ドーム 

今月上旬に日本代表の野球チームとオーストラリアの試合がおこなわれました。会場が、何と札幌ドーム。今年限りで日本ハムファイターズが本拠地から撤退する球場です。なぜそういう球場が選ばれたのかは知りませんが、球場の規模としては国際大会をするに不満はないかもしれません。日本で観客の収容人数もあってフィールドが狭くない球場というと、札幌、名古屋、大阪などのドーム球場があるでしょう。逆に窮屈な球場としては横浜、神宮、東京ドームという球場が思い浮かびます。セ・リーグの球場は概して小ぶりです。甲子園はファウルグラウンドが広いのであまり窮屈には思わないのですが、外野までの距離は短いですから、大きな球場とは言えないと思います。福岡ドームやロッテのマリンスタジアムは、以前は広かったのですが、テラスとかいう場所(いわばラッキーゾーン)を作ったために、やはりふくらみのない球場になってしまいました。なお、来年オープンする日本ハムの新しい球場(エスコンフィールド)は屋根が開閉式だそうですが、ホームベースからバックネットまでの距離が短すぎるとかで問題になりました。外野もそんなに広くはないようです。
以前、シアトル・マリナーズが日本でメジャーリーグの開幕試合をおこなったとき、使われた球場が何と、東京ドームでした。

    いびつな形

の球場で、およそメジャーの試合には向かないと思ったのですが、あちらの選手には何も言われなかったのでしょうか。この球場は、左右中間のふくらみがなくて、6mくらい前にせり出している感じなのです。いわば目に見えないラッキーゾーンがあるのです。また、球場の特質でグラウンドから内外野に緩やかに風が吹く傾向があり、日本一ホームランの出やすい球場とも言われます。他球団の監督も東京ドームで試合をするときは「ホームランが出やすいことに注意している」という意味のことをよくおっしゃいます。
外野までの距離でいうなら横浜や甲子園の方が狭く、また両球場は屋外ですから風が吹きます。特に甲子園では「浜風」という、右翼から左翼に向かって吹く風が特徴的ですので、右打者にとってはホームランを打ちやすいのです。それでも東京ドームの方がホームラン数が多いのは、やはりふくらみの問題が大きいのでしょう。左右翼100mというのも怪しいと言われることもありますが、さすがにその言い分は

    眉唾

ではないかと思います。ただ、元の後楽園球場が両翼90mと称しながら、実際は2~3m少なかったという話もあって信用されていないのかもしれません。
一方、日本一ホームランが出にくいのはナゴヤドームだそうです。中日ドラゴンズにホームランバッターがいないからじゃないの、という悪口もあるかもしれませんが、それにしても少ないのです。
それなら、日本のプロ野球はこんなに広い球場でやってるんだぞ、というアピールのためにも、ナゴヤドームで国際試合は行えばいいのではないかと思うのですが、世の中ままならないものです。観客収容人数では東京ドームが第1位で、46,000人、ナゴヤは36,370人だそうで、約1万人の差があります。興行する立場から言えばどう考えてもナゴヤではダメですね。ほかにもおそらくいろんな力が働いて、結局は来年おこなわれるWBCの日本会場もすべて東京ドームだそうです。OMG!

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