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講演の報酬 

今年の11月もあっという間でした。書かなければならない原稿が5つあって、月末におこなった講演会の準備もけっこう大変でした。
よく勘違いされるのですが、こういう講演の場合、知っていることを話せばいいのだから楽だろう、と思われることがあります。もちろん大先生にでもなるとそうなのだと思いますが、何しろ無能の安物教員ですので準備には相当時間がかかります。
私の場合、パワーポイントのスライドと紙資料(今回は10枚でした)を作りますので、それだけでもかなり時間がかかるのです。そして、それらを作成していると調べなければならないことが次々に出てきますので、図書館に行っては確認するということの繰り返し。話の段取りを構成するのもなかなか大変です。この辺で少しギャグを入れようとか(笑)、そういうことも考えます。
こういう場合にいただける

    講演料

は、タレントさんなら何十万円などというのは普通で、さらに著名な人になるともうひとつ上の桁に届くだろうと思います。そんな人が年に三回でも講演したら私の年収を軽く追い越すでしょう(笑)。
年末にはクリスマスディナーショーというのがあちこちで催されますが、あれもけっこういい収入になるのだろうな、とうらやましくなります。私も「ディナーショー 平安時代のトイレのお話」というのをやってみたいのですが、どこも主催してくれないし、そもそも誰も来ませんね。
私がいただける自治体主催の講演会の報酬というのはだいたい相場が決まっていまして、以前なら

    3万円くらい

でした。ところが、自治体が最近文化的なことへの予算は縮小されるのでしょうか、「お金がありませんから」ということでかなり減らされ、今は2万円そこそこです(笑)。90分話して2万円なら時給は2万÷1.5で13,333円。これだけを聞くとたしかに学生アルバイトよりはましなのですが、実際はそのための準備が数10時間かかります。少なく見積もって20時間としたら時給1,000円。30時間なら667円。何のことはない、最低賃金以下ということになります(笑)。
「そんなに文句があるならやめろよ」と言われるかもしれません。しかし、正反対のようなことを言いますが、お金なんてどちらでもかまわないのです。お金だけを考えたらこういう仕事はできません。むしろただでもいいからやりたいと思うくらいでなければなりません。私も本心を申しますならまったく文句はないのです。やりたい勉強をさせてもらって、ひとさまに聴いていただいてわずかでも(まだ言うか!)お金までいただけるというのはありがたいことなのです。
・・なんて謙虚ぶっているからお金に縁のない生活が続くのですけれども(笑)。

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