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我利我欲 

「私利私欲」という言葉があります。なにごとも自分の利益を基準として他人のことを慮らない態度を指すいやな言葉です。しかしこの言葉は「私利私欲のない人」「私利私欲を捨てて」のように否定的な使い方がなされて、結果的に善意を感じさせる形で用いられることも多いと思います。ところが「我利我欲」という形にするととたんにわがままさがあふれるように思えます。「ガ」という濁音がいかにもわがまま勝手な印象を与えます。濁音は概して強いイメージ、汚れたイメージが強いのです。外国の女性の場合「バーバラ」「ベッキー」など、日本風にいうと濁音で始まる名前の人は珍しくありません。一方日本では男性なら「大地」「元気」などいくらでもありますが、女性の名前ではあまり多くないでしょう。親の多くが娘に美的な名前を付けようとすることと関係がありそうです。
それはともかく、私生活の方で、こういう我利我欲の塊のような老女にとりつかれてしまい、かなり面倒なことになっています。この女に私のことを言わせると、「あんたは

    とんでもない人間

で、みんなが悪口を言っている」「あんたの義理の伯父さんがこんな悪口を言っていた」と具体的な内容まで伝えてくるのです。伯父さんに聞いてみると、「そんなことを言うはずがないじゃないか」とのことでした。もちろん私は人間的に評価されるような者ではなく、悪口を言いたがる人もきっといるでしょう。しかし私としては「それをあなたに言われたくないよ」というのが正直な気持ちです。
何しろこの人は嘘をつくのが日常茶飯事。どうしてこんなに嘘つけるのだろうと思うくらいです。それも子どもでもわかるようなウソをついて平気な顔をしているのです。具体的なことは書きませんが、「うそつき罪」というのがあったらとっくに刑務所行きです。私以上に、この人の悪口を言わない人の方が珍しいくらいなのです。おそらく何らかの病気なのだろうと推測するのですが、それがこちらに害を与えてくるのでタチが悪いのです。しかし今は言わせておいていざというときにその「うそ」についてあらいざらい公の場で言ってやろうと思っています(笑)。法的な処罰を加えるにはもうひといき(笑)なので、しばらくほったらかして何かしでかすのを待っているような感じです。物陰に隠れて違反を見張っている交通警官みたいです(笑)。
その問題のために、二月の終わりに休みの日を利用して三日ほど小さな町に行っていました。いやな話についてはこんなところでは書きたくないので、旅行として体験したことを少し。
朝早く、滞在したところの近所を歩いたのですが、このあたりは人家が少なく、人通りもめったにない、ほんとうの田舎なのです。私が歩いたのは昔の

    山陽道

にあたるところなのですが、平地ではなく山道。峠を越えるところなのです。山自体はそんなに高くはないのですが、昔は歩いたわけですから、かなり大変だったはずです。谷川が流れていて、そのそばを道が通っています。道幅は今では車が通れるようになっているのですが、中央線のない幅3.5mくらいの道ですれ違うのはギリギリです。私は一方のふもとから少し歩くことにしました。だれ一人歩いていないばかりか、車もほとんど通らず、片道15分は歩いたと思うのですが、出会った車はわずか1台。それも山を越えるのではなく、途中で曲がって人家の方に行きましたから、途中からはほんとうにひとり旅でした(明日に続く)。

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