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歌は歌えない 

このブログのどこかに書いたような気がするのですが、今も心の傷になっていることがあります。小学校5~6年生だったと思うのですが、同級生の前で歌を歌わされたことがあって、そのとき、それまでなら出ていたはずの高音が出なくなってしまったのです。当然声は嗄れたようになって、自分でも一瞬どうして良いかわからなくなりました。すると、おしゃまさん(最近でもこんな言葉使うのかな?)だった同級生の女の子がフフッと笑ったのです。「あ、笑われた」という悔しさのような恥ずかしさのようなきもちが沸き起こって、かなりショックでした。おそらく顔が真っ赤になったと思います。
トラウマと言うのでしょうか、音楽そのものは大好きなのに、それ以来、人前で歌を歌うのが苦手になりました。
そうはいっても、お酒が入ると

    カラオケ

で順に歌うというのはやむを得ない時代を過ごしましたから、そういう場では数回歌ったことがあります。しかしレパートリーなんてまるでなくて、「神田川」くらいしか歌わなかったように思います。
車を運転しているときは人に聞かれることはありませんから、口ずさむ程度に歌うのは好きでした。音を外しても恥ずかしくないわけですから気ままに歌ったものです。
でもやはり人前で歌うのは避けるようにして、カラオケボックスなんて入ったこともありません。
今週末、ある会合があるのですが、それに関してびっくりするようなことを言われました。
前半はまじめな話があるのですが、後半はいわばお楽しみ会のようなものらしく、歌のうまい人(声楽の経験者)などが歌われるそうです。そして、何を思われたのか、「よかったら

    花はどこへ行った

でも歌ってくれませんか」と言われたのです。はぁ? なんで私が。しかもどうしてそんな曲を指定してきたのか、意味が解りませんでした。思い当たることとしては短歌の中に「Where have all the soldiers gone」という一節を借りたものを作ったものですから、それを覚えていた人が言い出したのではないかと思うのです。
それにしても天下の音痴によくもそんなことが言えたものだ(笑)と思います。救急搬送される人が出たらどうするつもりなのでしょうか。
というわけで、歌うつもりはさらさらありません。
でも、「何かやれ」と言われたときにどうすればよいかを考えておかねばならず、「外郎売」でもやってやろうかな、と思ったりしています。しかしやはり何とか逃げる算段をする方が人々の健康のためにはいいのでしょうね。

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