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久しぶりの京都(2) 

京都市美術館はそれなりに人が入っていましたが、押すな押すなというほどではありませんでした。私が行ったのが平日だったからということもあるかもしれませんが。この「ルーブル美術館展 愛を描く」は東京では乃木坂の国立新美術館でおこなわれましたが、あちらはどうだったのでしょう。
さて、そのあと私は小さな展覧会に行きました。とはいえ、この日の本命はこちらだったのですが。
平安神宮の東側の岡崎通りを丸太町通りまで行ってそこから鹿ケ谷を目指します。途中、岡崎神社に参拝しましたが、美術館から1㎞あまりの道をほぼ休まずに歩きました。左京区鹿ケ谷下宮ノ前町にある

    泉屋博古館

でした。住友家のコレクションをもとにした博物館で、今は東京の住友家の別邸跡にも分館があります。ここでおこなわれていたのは「歌と物語の絵」という展覧会で、私にとってはきわめてなじみの深いものです。展示されていたのはすべて泉屋博古館の所蔵品です。
「うたうたう絵」としては伝藤原公任「中色紙」(実際は12世紀のもの)、松花堂昭乗「三十六歌仙画帖」(1616年)、土佐光貞「秋草鶉図屏風」(18世紀)、里村玄陳「続後拾遺和歌集」など。
「ものかたる絵」としては狩野常信「紫式部観月図」(18世紀)、伝土佐永春「是害房絵巻」(14世紀。重要文化財。『今昔物語集』に見える、唐の天狗是害房が日本に来て比叡山の僧との法力争いで敗れ、日本の天狗に介抱してもらう話)、俵屋宗達派の「伊勢物語図屏風」(17世紀)、「源氏物語図屏風」(17世紀)、「大原御幸図屏風」、そして

    「竹取物語絵巻」(17世紀)

などが出ていました。『竹取物語』はあまり長くない話ですし、不思議な展開を見せるものでもありますので、絵巻物になることが多く、今もいろいろ残っています。その中のひとつを観ることができてとてもよかったです。
「伊勢物語」「源氏物語」の屏風はいくつかの場面を散りばめたもので、「伊勢」なら、「宇津の山」「八橋」「御手洗川の禊」など、「源氏」では「桐壷」の光源氏の元服、「帚木」「空蝉」の空蝉と光源氏、「若紫」の垣間見をする光源氏、その他「末摘花」「紅葉賀」「朝顔」などの巻も描かれていました。
泉屋博古館は、町の喧騒から離れて東山の麓にある閑静な博物館で、観客も多くなく、ゆったりした気持ちで見ることができました。係員の方々もみなさん丁寧で、好感の持てるところです。

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