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ゆずの葉 

私はもともと匂いに鈍感で、食べ物でもあまり感じることがないため多少悪いものを食べても気がつかなかったかもしれません(笑)。
舌も鈍感で、おいしいものとそうでないものの区別がわからず、高級なものを食べてもどこがどう高級なのかがわからないのです。一人暮らしをしているころ、お米はいつも一番安価なものを買っていました。それでもなんらまずいとは思わないのです。米はコシヒカリだよね、とよく言っていた同級生の舌がうらやましかったですし、友だちと何か食べに行ったときに味の話になるとひとり沈黙するか適当に相槌を打つかのどちらかでした。しかし、安上がりなのもまたよきかな、と納得することにしていました。
ところが人間の身体というのは不思議なもので、耳の状態が悪くなるにつれて鼻と舌の機能が目覚めたのです。
以前書いたと思うのですが、

    キンモクセイの香り

なんて、この10年くらいにやっとわかったくらいです。
味についてはまだあまり自信はないのですが、私の味覚のひどさを知っている人の前で、「これ、トマトが入っていますね」なんて言おうものなら、きょとんとされることもあります。「そういうことがわかるようになったのか」ということです。一番わかりやすいのは「まずいもの」「安っぽいもの」で、カレールウでも安いものは判別できるようになりました。もっとも、いまだにまずくても安いものは大好きなのですが(笑)。
5月だったと思うのですが、ゆずの木にとてもきれいな白い花が咲いていました。柑橘系の花はよく似ていて、可憐です。そして、受粉のお世話になる蜂などを招くような香りを発します。
やがて花は散ってそのあとに豆粒のように小さな実ができてきました。そしてしばらくすると、それはゴルフボールほどの

    青ゆず

に育っていました。艶があってきれいな形ででこぼこしたイメージとはまるで違うものです。酸味の強いゆずはそのまま食べるわけにはいかないので、さまざまに加工して利用されます。柚子胡椒、ポン酢、ゆずみそ、ゆずジャム、ゆず酒など。不器用な私には難しそうなので、なかなか手が出ないのですが。
ある日、また大きくなったかなと思って木に近づくと、なにやら香りがしました。花は散りましたので、実の香りがするのだと思ったのですが、どうも葉の香りだったようです。
こんな香りに気がつくのか、と我ながら驚きました。

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