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真夏の図書館 

私はフィールドでの資料集めもしないわけではないのですが、多くは文献に頼ってここまで生きてきました。
そういう時に頼りになるのはやはり図書館です。このことだけを思うと大阪府立図書館のある東大阪市に引っ越したくてしかたがありません。夏なら毎日でも通って一日中引きこもりたいです。
あいにく私の居住地の図書館は小さくてあまり役に立ちません。この夏は『かぐや姫の物語』に関心を持って勉強しているのですが、字幕付きの映像自体はある方のご厚意で観ることができるようになりました。この映画を考えるときに、平安時代から鎌倉時代あたりの絵巻物を参考にすることは欠かせないと思います。ただ、絵巻物とひと口に言っても相当な数に上りますので、一筋縄ではいかないのです。
まずは『かぐや姫の物語』の映像を繰り返し観て、場面のようすを細かい点まで頭に入れて、その上で絵巻物の本を次から次へと観ていくことにしています。絵巻物の文献としては

    『日本絵巻大成』

を始め『続日本絵巻大成』『続々日本絵巻大成』という大部のものがあります。この本は、厚みはさほどないのですが、表紙は堅牢で紙も重厚なものが使われていますので、1冊持つだけでもけっこうな重さがあります。
そしてこれを全巻揃えているところを探さねばなりません。幸い、宝塚市にある中央図書館聖光文庫には揃っていますので、ちょっと不便ですがそこで拝見することにしています。この聖光文庫の図書購入費は、同市内の清荒神清澄寺の「鉄斎美術館」の入場料によって支えられていて、基本的に美術書専門の文庫なのです。もちろん参考資料として歴史や文学に関する基本文献も置いてあって、私にとってはまことに都合がよいのです。しかも、一般図書館に併設されてはいますが、そちらの図書館にある本をここに持ち込んで読むことはできず、そういうことをすると常駐している係員に注意されてしまいます(知らんけど)。というわけで、事実上、

    美術書を観たい人

しか入りませんので、これまた私にはありがたい話です。古い研究書などは書庫に入っていますが、これも係員の人に頼めばすぐに出してもらえます。机がとても大きくて、利用者が少ない時は文献を広げて観ることもできます。
この『絵巻大成』シリーズは、全部で50冊以上ありますので、それをひとつひとつ丁寧に観ていくとあっというまに日が暮れてしまいます。絵巻の場面がほとんど頭に入っているものもあり、それらはあまり時間はかかりませんが、そうでないもの(こちらの方が圧倒的に多いのです)についてはじっくり観て行かないと見落としが出てくると思います。
図書館ですのでエアコンが効いていて、家にいるよりずっとよくはかどります(笑)。宝塚市さん、清荒神さん、ありがとうございます。

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