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万博 

1964年、というとまだ幼い頃でしたが、東京でオリンピックがあって、ひょっとすると自分が住んでいるこの国は世界でも知られた一流国になったのだろうか、といくらかうれしい気持ちになりました。「世界一」の新幹線ができて、高速道路が走り、日本人がたくさんの金メダルを取る、何とも言えない昂揚感が子どもにありました。
そのあと、今度は大阪府吹田市で万国博覧会がおこなわれました。私は学校から行ったくらいでしたが、やたら人が多くて驚いたことを覚えています。アメリカ館で月の石の展示があって、それを観るために何時間も並ぶと知って、田舎者の子どもにとってはそれ自体が驚くべきことでした。
あの万博は「吹田万博」ではなく、「大阪万博」と呼ばれました。たしか、愛知県でおこなわれた万博もありましたが、あれも「愛知万博」と言っていました。ただ、愛知のほうは開催地が一都市ではなかったのでそう呼ばれたのかもしれません。「つくば万博」は「茨城万博」ではなく、海外の例でも「上海万博」とか「ドバイ万博」というように、都市名で呼ばれることも多いのですから、今思うと「吹田万博」でもよかったような気もします。
今また、大阪市(今度は間違いなく「大阪」です)で万博を開催する(再来年だとか)とのことで、その準備が行われているようです。ただ、大阪に住んでいないと実感としてはよくわからず、会場になる島も、こんなところで大丈夫、という印象があるくらいです。そもそも私は実施されても行くつもりもありませんので、今のところ

    ほぼ無関心

です。これは私だけではなく、読売新聞の7月の調査では「関心がある」は35%、「関心がない」は65%だったそうです。たしかに、大阪の隣県でも盛り上がらないのですから、ほかの地方では認知度が低くてもしかたがないでしょうね。
ところが最近、盛り上がるかどうかという以前に工事が遅れているというニュースがあって、何だか先行きが怪しくなってきたようです。「関心がある」と答えた人の「関心」には「おもしろそうだ」というのではなく「大丈夫なのか」という意味の「関心」もあったのかもしれません。
たくさんの国から参加の申し込みは来ているそうですから、実施しないと恥をかくことになるのでしょう。そのわりに工事の申請があまり来ていないというニュースもあって、いったい何がどうなっているのか、無関心派には理解できません。ついにはこのままだと突貫工事が必要だから残業規制の適用外になるように時間外労働もOKにしてほしい、と万博協会が言い始めたとも伝わり、まだまだ山あり谷ありという感じでしょうか。
費用も当初の見込みよりずいぶん

    多くかかる

ようですし、また政治家が無茶なことを言い出さないか心配です。苦労するのはいつも現場の人間です。
会場の島は地盤が軟弱なところだそうで、雨が続くとすぐに緩んでしまうという話も聞きました。海辺というかもともと海だったところにあるわけですから、南海地震が来たら津波がおしよせるといわれているだけに悲惨なことにならないかも心配です。
大阪の政治家さんにしてみると、むしろそのあとにカジノを作るのが重要なのかもしれませんが、こちらも私には無縁でやはり関心はかなり低いです。
そんなニュースをチラチラ見ているとふと気がつきました。このたびの万博、なぜか「大阪万博」ではなく「大阪・関西万博」と呼ばれているではありませんか。おいおいちょっと待てよ、いつの間に「関西」の文字を入れてるの? 大阪だけでやるのでしょ。成功したら大阪のお手柄で結構ですから、どうか、何があっても関西全体に責任を負わさないでくださいね。

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コメント

逃げるが勝ちか!

ゴミの処分場なので建物を建てるには無理がある島なんです。なのに当時の松井大阪市長は強引に決めてしまいました。万博のあと賭博場にするためにです。でも「これは無理かも。責任を取らされる」と思ったのか引退してしまいました。
あとに残ったのは吉村知事。記者会見ではずっとEXPO・OSAKAのロゴ入りシャツを着ていたのに、このところ着ていないようです。その上「万博は国の事業」と言うようになりました。
目をひくことをぶち挙げて、都合が悪くなるとさっさと逃げる。なんでこんな無責任な政治家を支持する人が多いのか。わたしの悪いあたまではさっぱり理解できません。

🎵やたけたの熊さん

こういうことにはさらに頭の回らない私にもよくわかりません。
何だか、カジノだけが目的なんだと言っているようにすら思います。
大阪が破綻しないことを願います。

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