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アレ 

関西限定なら今年の流行語としてこの言葉が挙げられるかもしれません。一番流行したとは言いませんが、一部の人の間では、この、あまりにも漠然としたことばがとても具体的な意味を持つものとして使われています。
その言葉は、プロ野球の阪神タイガーズの監督である岡田さんが昨秋の就任のときに使った

    アレ

という言葉です。
実は岡田さんはこの言葉を以前オリックスの監督だった頃に使ったことがあったそうです。パ・リーグとセ・リーグの交流戦での優勝を目指すときに優勝のことを「アレ」とぼかして表現したのです。それを昨年阪神の監督になった時にも使ったようです。すると、さすがは人気球団の阪神です。関西では「アレ」と言ったら「優勝」のことを指すようになり、「アレを目指す」という言い方が選手はもちろんファンの間でも使われるようになりました。
そして阪神は今年のスローガンを「ARE(アレ)」をもじって「Aim Respect Empower」と決めたのです。
岡田さんという人は、大学は関東の早稲田大学ですが、もともと大阪の人で、ずっと大阪弁でお話しになってきたようです。どこか

    とらえどころのない

お人柄で、ポカンと口を開けて相槌を打ったりして、新聞記者との囲み取材だと「そら、おまえ、○○やろ」などという、「大阪のおっちゃん」そのもののようなものの言い方をされるようです。
ところが「大阪のおっちゃん」は怒ると怖いのです。盗塁しようとした選手から相手チームの内野手が完全にベースを隠してしまうというできごとがありました。これはダメだろう、と多くの人が思ったはず宇なのに、審判の判定は「意図的ではないからランナーはアウト」という不可解ものでした。それに対して岡田さんは目の色を変えて抗議し(たぶんガラの悪い言葉のひとつも吐いて)、審判を震え上がらせたうえ、日本野球機構(NPB)に「ブロッキング・ベース」という形でルールの運用変更まで決めさせてしまいました。
何も考えていないような顔をして、実は綿密に試合をメイクしていくのがこの方の特徴だと思います。私が感心するのは、攻撃よりも守りを徹底的に練習して、相手に得点を許さない野球を実現していることです。それも、個々の選手の力量の向上というよりはチームプレイとしての守備を重んじ、鉄壁の守備陣を作り上げました。外野からの返球とかダブルプレイの取り方とか。阪神はもともと投手は力があるのですが、今年は新たにほかのチームでくすぶっていた投手を採用して、その選手は大活躍しました。
そういうさまざまな成果があって、9月14日に、ついに阪神は優勝しました。私は阪神ファンではないのでその試合も観ていなかったのですが、とにかく関西では絶対的な人気を誇るために、いつも阪神の試合を見せつけられています。それだけに、優勝したと聞いたときは何となく「よかった、よかった」という気持ちになりました。
このあとまだプレイオフがあって、日本シリーズへの出場権を賭けて争います。今年はプレイオフに出場するのがオリックス、ロッテ、ソフトバンク(全部カタカナ)、阪神、広島、横浜になりそうで、最終的に日本シリーズが兵庫(阪神)対大阪(オリックス)になる可能性があります。かつて、1964年に兵庫(阪神)対大阪(南海)というのはあったようですが、それ以来というできごとです。さて、そうなるのか、横浜、広島、福岡、千葉などの球団が阻止するのか。
もし阪神対オリックスになると、なんと、この両チームの本拠地はどちらも阪神電鉄の駅が最寄りにあります。阪神さん、もうかりそう、株価も上がりそうですね。

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