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2022年度国語に関する世論調査(1) 

先月29日に文化庁が「2022年度 国語に関する世論調査」の結果を発表しました。
言葉は揺れ動きながら徐々に変化するものですから、決して昔ながらの言い方にこだわることはないのです。そんなことを言っていたら、名月を見たら「いとをかし」と言わなければ不正確だ、などということになってしまいます。変化するのはあたりまえのことなのです。
ただ、極めて狭い範囲でした通用していない言葉をあたかも万人が理解しているかのように思って使用するのはいかがなものかと思います。「若者言葉」「ビジネス言葉」「コンビニ敬語」などといわれる、一種の

    方言

のようなものがそれにあたります。この中で一番定着しやすいのは「若者言葉」かも知れません。若者が使い始めて次第に上の世代に広がっていくことはよくあります。俗に「ら抜き言葉」と言われるものもそうでしょう。今やかなりの高齢層でも「朝早く起きれない」と言っており、もうこの言い方が正しい用法と認められるのは時間の問題だと思います。私がいくら「起きられます」と言い続けても、誰もが「変な言い方!」といって嗤う日が来るでしょう。
さて、この調査で「ふだん、あなたは自分の言葉の使い方に気を使っていますか」という質問に対して「気を使っている」と答えた人は「非常に」「ある程度」を合わせると80.4%に達するそうです。1997年度、2004年度、2011年度にも同じ調査があったのですが、その結果は67.3%、70.6%、77.9%で次第に「気を使っている」人が増えてきて、今回はついに80%を超えたのです(ただし、2019年度以降調査方法が郵送方式に変わっているため、安易には比較できないそうです)。
そして、もっとも「気を使っている」と答えた世代は

    20代

なのです。社会人になったものの、まだ下っ端で、上司に対していろいろ気を使うのでしょうね。続いて50代、40代、60代、30代、10代(16~19歳)で、一番気を使わないのは最年長世代で周りは年少者が多い70代以上だそうです。
気を使うのは具体的にどういうところか、というと「改まった場でその場にふさわしい言葉遣いをする」「敬語を適切に使う」が上位に来ています。ただし、敬語については10代がもっとも低く、これは彼らが普段接する人の多くが同年代であることによるのかもしれません。先生に対しても「敬語を使わない方が親しみがある」と感じている人は少なくないでしょう。特に高校生であればまだまだ「敬語馴れ」していないと思います。
なお、70代以上の人はやはり「その場にふさわしい言葉」も「適切な敬語」も使わない人が多いのです。リタイアして人間関係が複雑でなくなることも大きいのではないでしょうか。

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