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「伝統」ということ 

昨日「伝統野菜」のことを書きました。
そして文楽などは「伝統芸能」といわれます。
伝統というのは「古い」と同義ではないと思います。
やはり「意味あって伝えられているもの」なのでしょう。
『大辞林』には

  ある集団・社会において、歴史的に形成・蓄積され、
  世代をこえて受け継がれた精神的・文化的遺産や慣習


と記されていました。

古い野菜は誰も食べませんが、多くの人が認めて伝えられている野菜は美味なものだと思います。
古いだけの芸能は必ず廃れます。
文楽も、多くの人が伝える価値があると認めて今日に至り、多くの人が後世に伝えようとしている芸能です。

      美味でないわけがありません

ただ、どうしても苦味もあり、強い歯ごたえがするものもあります。
その苦味を享受し、しっかり咀嚼するようにすれば、うまみと栄養がからだ中に広がるような気がするのです。
私の仕事は「こうやって咀嚼してみませんか」とサンプルをお見せすることかなと思っています。
このブログにおいでになる方々にはも、はや不要なことだとは思いますが。

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コメント

咀嚼するってうまい表現ですね。
伝統って敷居が高いように思えますが、確かに何百年も受け継がれてきたもの。その価値のあるもの。
どんなに癖があっても、それなりのアジがなくては、今日まで生き残ってませんよね。
藤十郎様の咀嚼術。期待しております。

さとうきびさんが学んでいらっしゃる法律も、伝統と無縁ではないですね。
そして、法律の専門家はやはり私達素人に咀嚼しなければだめですよね。
似たような仕事かもしれませんね。

味わう

苦味があるかどうか、まず知らなければと思うのですが、
身近にあるものでもなく、知識もなくてなんとなく行かないまま・・というのが多いように思います。
私などはそうですが、こちらのブログで
興味を持てるようになりました。
味わうのはこれからでございます。(^^)

さてその味は

苦いかしょっぱいか・・・。

苦味と言えるかどうか・・わかりませんが

伝統芸能で使われいる「言葉」は古語が多い(当然!だけど)義太夫節も独特の語り方に「わからん!」という方もおいでのようです・・。

実は、昨日の三越歌舞伎(猿之助門下・若手主体公演)
で「初歌舞伎」というご年配の2人連れの女性とお話する機会がありました。

初っ端の「車引」は「チンプン、カンプン!」だった
そうです。言葉が聞き取れない⇒理解できない⇒苦い(?)・・となるみたい・・・。

車引のような演目はあまり筋を追わずとも、役者の
所作やド派手な衣装などを楽しめば・・とお話しました。が、私も大昔「車引」を初めて見た折は全く役者の台詞が聞き取れなかったのを思い出しました。

それでも「しつこく」劇場通いをしていると「あ~ら不思議!台詞や義太夫がビンビン」耳に届いてくるように
なりました。

そうなると、とっても「美味!」カッパ海老せん状態・・(あっはは!)

伝統芸能って一口目は「多少苦いかも?!」ですが
苦いのを通り越すと「クセになる味<笑>」

苦いのに何故、しつこく劇場に通った・・んでしょうね?! 上手く言えませんが、文楽や歌舞伎に、何だか
わからんけれど、私を引きつけるもの・・があったんで
しょう。
それで、通いつめたら「海老せん」一丁あがり!状態に
(笑)

初心者にやさしい

戸浪さんの体験談、身に覚えがあります。
多くの人がそうやって馴染んでいくのかもしれませんね。
昨日の朝日新聞に丸谷才一が、歌舞伎座を建て替えるならこんなことを考慮して欲しい、ということを書いていましたね。
歌舞伎通にやさしいだけでなく、初心者にやさしい歌舞伎座になってもらう工夫も考えて欲しいものです。

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