劇薬(1) 

長い距離を歩くのは大好きで、京都など、四条河原町まで電車で行くと、あとはひたすら歩くことが多いのです。京都市美術館に行って、疎水に沿って歩いて御所に行ったり、南に下って京都国立博物館まで行ったり。そういうのが苦にならないのです。
昔の下級役人は大内裏の仕事場から朱雀門を出て(そこは二条大路)、自宅のある七条、八条まで歩いて帰ったのです。それを思えば何ということはありません。
しかし、今年はずっと体調不良で、歩くことのままならない日々が続いていました。
もっともよく歩いたのは、4月20日に

    陽明文庫

に行った帰り道です。
嵐電は使いましたが、嵐山方面を休み休み1時間くらい歩いたかもしれません。ただ、あの時は帰りの電車(阪急嵐山から桂経由で帰宅)はずっと座っていて、途中居眠りもしました。
あれを最後に、まるで歩けなくなり、仕事をしているか、何か食べているか、寝ているか、という生活でした。
もう二度と

    歩けなくなる

のではないか、そんな気持ちになりました。
そんな時、医者から新薬が出たが、使わないか、と言われました。

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ふゆうさん、ありがとう(4) 

学生に書いてもらった感想はすべて河野さんにお渡ししました。そして、地震の名残のある私の部屋に来ていただいて、文楽人形をご覧に入れ、お別れの時間が来ました。
近くに

    あじさい公園

がありますので、寄ってくださったようでした。
びっくりしたのはこのあとです。学生からの意見感想には、質問も書かれていたようで、それに関する回答をあっという間に作成してくださり、配布してほしい、とお知らせくださいました。
とにかくあまりの仕事の速さに

    感服

しました。
ところで、この数日の記事のタイトルは「ふゆうさん、ありがとう」で、河野さんでも陽炎さんでもありません。
河野さんハンドルネームで「美辞ん堂ふゆう」を名乗っていらっしゃいますので、それをお借りしました。
河野さん、陽炎さん、ふゆうさん、ほんとうにありがとうございました。
またお目にかかれますれば最高です。

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ふゆうさん、ありがとう(3) 

河野陽炎さんにおいでいただくお約束をしていた前日、震度5〜6の地震があり、学生はかなりショックだったようです。また、結果的にはそうはなりませんでしたが、数日中にさらに大きな地震があり得ましたから、思いきって3日ほど休みを取ることも考えられたでしょうが、学校はそういう選択はしませんでした。
その結果、河野さんにはご足労願うことになり、しかも学生は不安いっぱいで、人数も少ないという、河野さんにはまことに申し訳ない状況での講演ということになりました。
10時20分ころ、バスから降り立った河野さんをご案内したのですが、

    エレベーター

が使えず、7階まで歩いていただくことになりました。
学生は普段は100人以上なのですが、この日は70人足らずだったでしょうか。私は学生のようすを見ていたのですが、学生はずっと熱心に聞いていました。
特に、途中から顔が上がってきたのがすばらしかったと思います。最初はあまり関心を持っていなかった者が、途中から

    惹きつけられた

ようでした。
お話のあと、質問コーナー。河野さんがお持ちの資格についての質問があり、間髪を入れずお答えいただきました。
あっという間に時間が経ちました。
学生からの意見感想を回収して、盛大な拍手をお受けになった河野さんの90分が大成功。条件の最悪の日に、ほんとうにいいお話をしていただきました。
そして、すぐ近くにあるパンのお店から調達した簡単な昼食を召し上がっていただき、プログラムは終わりを告げました。

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ふゆうさん、ありがとう(2) 

河野陽炎さんは昨年2冊の本を刊行され、その内容が、私の担当している授業に関わるものですから、ご足労いただいて、学生に直接話していただけないかな、と思ったのです。
ただ、大きな問題がありました。
彼女はあちこちでセミナーや講演をされていますので、お話は巧みで、お任せしておけば何の心配もありません。それだけに、本来なら多額の謝礼をしなければ失礼にあたります。
ところがそんな

    予算がない

のです。それだけに、おそるおそるお願いしたのですが、気にしなくていい、むしろ楽しみだとさえ言っていただきました。
学生にあらかじめ予告しましたら、

    めっちゃ、楽しみ!

という者もあり、これはうまくいくかな、と感じるようになりました。
陽炎さんはしっかりとしたレジュメを送ってくださいました。私が平素作っているプリントが安っぽく見えるような立派なものでした。
さて、いよいよ当日になりました。彼女は大阪府の南部からJR、地下鉄、阪急を乗り継いで遠路来てくださいました。
約束の時間を違えない方で、無事にお迎えすることができたのです。

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ふゆうさん、ありがとう(1) 

このブログがきっかけで親しくなった方が何人もいらっしゃいます。
古くはお園さんとか、ツチ子大夫さんとか。さらにはやたけたの熊さん、くみさん、えるさん、花かばさん、おとみさんなどなど。
ちょっと違うタイプの方に

    河野陽炎さん

がいらっしゃいます。タイプが違うというのは、彼女も文楽はお好きですが、それ以外にも通ずるところがあるからです。
彼女はフリーランスのライターで、あちこちに面白い記事、有益な情報を書いていらっしゃいます。
ハンドルネームではなく、ペンネームでご紹介する所以です。
ツイッターでもフェイスブックでも交流があり、いつか文楽劇場で会いたいですね、なんて言っていたのですが、同じ日に劇場にいながらすれ違うなど、ご縁がありませんでした。
ところが、今年の初め、まだ寒い頃にその

    幸せな日

がやってきたのです。
こちらからお願いしたいことがあり、たまたま時間の合う日もあって、大阪市歴史博物館と大槻能楽堂で三度にわたって会えました。
とてもおしとやかな、想像以上にすてきな方でした。
お願いしたかったのは、ぜひ一度私の授業で話をしていただきたい、ということでした。
ありがたいことに快諾していただき、それが一昨日、つまり6月19日に実現したのです。

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