密通のあとで(2) 

講座にいらっしゃるかたは男性おひとり、女性が9人です。
みなさん、柏木にも光源氏にもあきれる、というお顔をなさいます。
女三宮は、たしかに頼りないのですが、ほったらかしていた光源氏や無理やり押し入った柏木の責任は半端なものではないはずです。
作者は光源氏や柏木という、ひとも羨む貴人を、弱い人間として描いているようです。

完璧な人間

などいないのですね。
この場面、光源氏と柏木の心の中が、延々と描かれます。
彼らの言っていることは、どこかトンチンカンなところがあります。
柏木は空に目が付いているようで怖ろしい、と思います。後ろめたいことをしたら、誰かに見られているような気になるのです。彼はひたすら

光源氏の目

を畏れます。
このあと、光源氏は柏木を呼び、睨みつけます。その視線があまりに恐ろしく、彼は病の床に臥してしまいます。
この講座、夏休みまでにこのあたりまで読めるかな、と思っています。

スポンサーサイト

密通のあとで(1) 

源氏物語の講座を続けています。
なにしろ、源氏については、ファンというだけで、何も研究していませんから、いざお話をしようということになると相当勉強しなければなりません。
120分お話しするのに何時間予習しているかわかりません。
今は

若菜下巻

で、光源氏の妻の女三宮と柏木の密通が光源氏に知られたあとの部分を読んでいます。
光源氏は今なお女三宮に送られる柏木の手紙を偶然見つけてしまうのですが、それがあまりにあらわに書かれているので、「艶書というのは、もっと

わからないように

書くべきだ」と柏木の不用意さを内心で責めています。
源氏物語の古注釈の中には、かつて光源氏が夕顔に送った文の字を筆跡を変えて書いたことや須磨の巻で朧月夜に送った文では事実をぼかして書いていることを指摘するものがあります。
昔の源氏学者はたいしたものです。
それはともかく、光源氏は柏木ごときに愛情をシェアした女三宮にも大きな不満を感じます。しかし、自分もかつて
父の后であった藤壺中宮と密通しているだけに、強くは責められないのです。
柏木は柏木で、よくよく考えたら女三宮という人は頼りない人だ、と自分のしたことを棚に上げて彼もまた不満たらたらです。
男たちの思いは勝手なもの、と言えるでしょうか。(続く)

骨の密度 

薬を服用しています。それもいささか強い薬を。こわいのは副作用です。
一番怖れているのは消化器系統で、危険な兆候がないか、いつも気にしています。肝臓も大丈夫かなと思うことがあります。
しかしこれまで検査した限りでは特に何も問題は見当たりません。
一度だけ、

    血糖値

が基準値を超えていたのでドクターがビックリして「糖尿の検査もしておきましょう」と言われたのですが、HbA1cとかいう血液検査は何ともなく、その後は血糖値も問題はありません。
肝機能も一度だけ基準値を超えたことがあるのですが、薬の問題だった可能性が高く、一時的なものでしたので、医師も心配することではないと言っていました。その後は基準値内で収まっています。
お酒を飲んで肝臓を悪くするなら好きなことをしたのだから自業自得かもしれませんが、薬で、というのは冴えない話です。
副作用でもうひとつ心配なのは早口言葉になりそうな

    骨粗鬆症

です。骨がスカスカになってしまうのだそうで、これも心配といえば心配でした(中高年の女性は特に骨密度が心配なのだそうで、定期的に調べる方がいいとも言われています)。

にほんブログ村 演劇へ
↑応援よろしく!

KatayamaGoをフォローしましょう

続きを読む

図書館からのお客様(2) 

図書館の司書さんがお二人来てくださいました。どちらも若い女性で、当然ながら勉強家。「本については何でも聞いてちょうだい」というプライドと、「勉強のお世話ならなんでもさせてください」という謙虚さを兼ね備えた方たちです。
すべての質問を列挙することはしませんが、いくつかご紹介しておきます。
学生が知りたかったことに、

司書になる

にはどうすればいいのか、という疑問がありました。
大学で司書関連科目の単位を取得すれば資格は取れます。しかし、これがなかなか大変。しかも、資格は取っても仕事がなくて就職できないことも珍しくありません。学生は、大いに感心していました。
司書の仕事はどんなことですか、という質問も。
学生の中には、貸し出しで

バーコードをピッとなぞる

だけたから、誰でもできる、と感じていた者もあったようです。ところが、図書の登録やレファレンス、他の図書館との連絡、蔵書の点検など多岐にわたると知ってまたまた感心。力仕事もあります、とのお話には、見えないところで大変なお仕事をなさっているのですね、と司書の苦労の一端を理解したようでした。

図書館からのお客様(1) 

図書館から、司書さんにおいでいただいたのは「生涯学習論」という授業なのです。学生さんにとっては「何をする授業なの?」という疑問に満ちたタイトルでもあり、わけもわからずにきたという人がかなり多いのです。
たしかに、「宗教学」とか「英会話」とか、わかりやすいタイトルのものに比べたら中味が見えにくいです。
私自身、最初は何を話せばいいのかわからず、テキストを6冊読んで勉強したくらいですから。分野としては「学習」という名のとおり、教育学系で、昔は「生涯教育」とも言っていました。
私が扱う小さなテーマとしては、「発達課題について」「職業と発達」「学びとしての宗教」「青少年施設」「博物館」などがあります。
そして、ここ2週間は

    生涯学習における図書館の役割

という話をしました。
具体的に、大阪府立図書館や岡山県立図書館の活動内容を紹介しつつ、併せて学生と図書館の関わりについても話しました。
そして、このたび、図書館の司書さんにおいでいただき、学生からの質問にお答えいただく形で、図書館をもっと身近に感じてもらおうと思ったのです。
司書というのは、本の貸し出しをするくらいで

    暇な仕事

だと思っていた、という学生もいました。
それはそれでいいのです。だからこそこういう機会にそれが誤解だったとわかってもらいたいのです。
それができれば、授業の価値はじゅうべんにあったと思っています。
さて、司書さんへの質問とそれに対するお答えはどんなものだっのでしょうか。(続く)

にほんブログ村 演劇へ
↑応援よろしく!

KatayamaGoをフォローしましょう