2017年文楽4月公演千秋楽 

本日、文楽4月公演が千秋楽を迎えます。
楽屋で風邪が流行ったという噂を聞きましたが、つつがなく楽となりましたことをお慶び申し上げます。
みなさま、いかがご覧になりましたでしょうか。
六代豊竹呂太夫襲名披露も一段落。次は東京での披露です。





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授業を訪問する 

先日呂太夫さんの本について話したのは、ある授業から呼ばれたからでした。
普通、授業というのは教員が一人で担当するものですが、そんな硬直した考え方をすることはないと思っています。
実際、こうして他の教員の担当する授業に入れてもらって話をすると、学生もいつもと違った雰囲気になっていくらかでも

    新鮮さ

を感じ取るかもしれません。
昨今、私のような文学系の専門の者は、文学部(あるいは教育学部など)に所属していない限りその専門に関わる話をすることがなかなかできません。それだけに、ほんの短い時間でも専門的なことを(やはりいくらかは噛み砕いて)話すことは私のような教員の立場からしても楽しくやりがいのあるものです。もっとわかりやすくいうと、

    うきうきする

のです。
文系教員の精神衛生(笑)にはあまりよくない昨今の大学事情ですから、こんな機会がたまにはあってもよいものだと思いました。

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看護師の卵たちへ(2) 

編集者さんとデザイナーさんについてもお話をしました。
編集者さんはメリハリがあって、ここは手綱を緩めるとか、ぎゅっと締めるとか、そういうところを心得ていなければできない仕事だとしみじみ感じましたので、そんなことを言ったつもりです。
やはり伝統ある一流の出版社の編集者さんですから、たいしたものです。これはお世辞ではなく、ほんとうにそう思ったのです。
編集者さんは、しかし手綱さばきだけではダメで、筆者の書くものに

    愛情

を持ってくれることも大事だと思います。たとえ下手な文章でも、内容が淡くても、この筆者にはこの人なりのよさがあるという評価をしてくれるかどうかです。それがなければ手綱さばきも通り一遍のものになってしまうのではないかと思います。
編集者さんは、最後の最後にとても優しい言葉をかけてくださいました。

    「いい仕事

をなさいましたね」と。もちろん不十分なものであることは私自身がよくわかっています。しかし私なりに一生懸命書いたものですから、最後にこう言っていただくとすべてが報われたような気持ちになれたのです。
学生は看護師になる人が大半です。
患者さんに「よくがんばりましたね」「もうだいじょうぶですよ」と優しい言葉をかけられるような、温かみのある、人間味のある看護師になってほしいと思っています。そんなメッセージを編集者さんの話をしながらひそかに出したつもりでしたが、きっちりそれを受け止めてくれたようでした。

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看護師の卵たちへ(1) 

先日、機会をいただいて、看護師の卵である看護学科の学生に『文楽 六代豊竹呂太夫 五感のかなたへ』のお話をさせていただきました。
はっきり言って、学生はほとんど文楽を知りません興味もないという人も多いのです。
それを承知で、さてどういうお話をするか、いろいろ考えてみました。
まずは、弟子と師匠の関係について、呂太夫さんがおっしゃっていたことを紹介しました。

 ★芸というのは「1+1=2」みたいなお勉強やない
 ★義太夫節は神と悪魔が混在してるような鬼気迫るものが身についてこないと


人間を相手にする仕事ですから、看護師さんは心のケアが大事です。この薬を飲ませたら治る、というような「お勉強」のかたまりの看護師さんではやっていけないと考えたようです。
「神と悪魔の混在」という言葉も何か感ずるところがあったようです。
そして、呂太夫さんの最初の師匠の竹本春子太夫師匠がおっしゃったという

 ★お前、わしに頼みにこなあかん。待ってたらあかんのや。お前から『お願いします』というてこんと稽古はでけへんのや

というお言葉。
学生は、受身一辺倒だった勉強を少しでも変えたいと思ってくれたようです。
こういうちょっとした言葉を紹介するだけでも意味がある。そんなことを感じました。

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正誤だけでなく 

仕事で、文部科学省の作っている小学校の学習指導要領を読むことがあります。大体私は役所嫌いで、文部科学省も好きではありません(笑)が、小学校教員になる学生にとっては指針になるものですし、私も見ないわけにはいかないのです。
私の場合は国語科ですが、その指導の目標は次のように書かれています。

  国語を適切に表現し正確に理解する能力を育成し、
  伝え合う力を高めるとともに、思考力や想像力及び言語感覚を養い、
  国語に対する関心を深め国語を尊重する態度を育てる。


自分が表現できること、他人の話す(書く)ことを理解することが大事です。そして伝え合う、つまりコミュニケーションの力も大切です。さらに思考力、想像力、言語感覚を養う必要があるのです。
ごもっともでございます。
相手のいうことを理解するという点を、私は今、特に重視しています。「話す」「聞く」「書く」「読む」でいうなら

    「聞く」と「読む」

です。
人の言うことを正確に理解するのはなかなか難しく、私自身もその能力が十分だと思っていません。私だけでなく、多くの人がつい自分の言いたいことを主張するばかりで相手の立場に立たないことがあると思うのです。

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